住宅ローン返済額×人生の選択肢×精神的な余裕

家庭円満に暮らすためにはお金も大事ですね。

最近思ったんです。

住宅ローンの借入額は人生の選択肢の幅に関わるなぁと。

返済額の設定は年収の必要金額の設定になってしまうと。

年収が絶対条件の基準で仕事を選ばないといけなくなってしまうのは得策ではないんじゃないかと思うのです。

住宅ローンは減らせない

借りたら返す。これ当たり前。

返せる金額を借りていれば問題はないですけど、少なければ少ないほど負担は少ないですね。

住宅ローンは家計の中の最大の固定費となる家庭が多いと思うんです。

住宅ローンの支出ってほとんど義務みたいなもんだと思うのです。

この義務の金額が大きいと収入を落とせなくなってしまう。

せっかく建てたマイホームですから死守したいに決まっています。

そのためには必ずローンは返さないといけないですし、そしてメンテナンスの費用も必要です。

これが人生の選択肢の幅に関わるなぁと思うのです。

ローンの金額によって必要な年収の最低ラインが決まるからです。

当たり前なんですけど、最近めちゃくちゃ実感しているマルメでございます。

支出の中身

食費も必ず必要ですけど、今かかっている食費が必ず必要かと言えばそうでもないはず。

どんな食材を買うのか、どんな食事を取るのかで変動しますよね。

野菜は家庭菜園、鶏から卵を頂き、部屋の一室はもやし栽培部屋という生活をすれば食費は激減しそう。

その分めちゃくちゃ費用と手間が増えるでしょうが・・・

食費抑えたり、レジャー費や通信費を削ったり、保険を見直したり、意志ひとつで変えられるものと違って、住宅ローンって基本的にどうにもならないんですよね。

もはや義務ですね。勝手に引かれる税金みたいなものです。

自分で重税を課したら辛いったらありゃしない。税金が毎月5000円高くなってたらすごいヤダ。

でも住宅ローンだと、毎月の返済額が5000円高くなっても返せるし、まいっか。なんてことになりがち。

これからマイホームを計画している方々は気を付けて下さいね。

マイホームの打ち合わせは金銭感覚がいかれちゃう場なのです。欲しいものが盛りだくさん。

欲しいが勝っちゃうと100万平気で上乗せしちゃいがち。

100万円も30年ローンなら年間3万円そこそこ。1カ月3000円くらい。

うん。買う！

こうなりがちですので十分ご注意を。

住宅ローンと年収

我が家は毎月6万円返済しています。私の両親は毎月13万円返済していたらしいんですよ。

これくらい払っていると思われる同僚もいます。我が家との差は毎月7万円。

年間にすると84万円。手取りが年収から20％引かれると考えれば、年収100万円の価値がある訳です。

一番大事なところは【収入ー支出＝貯蓄】

年収上げるも支出下げるも貯蓄が変わらないならどっちでもいいじゃんって話です。

私の両親と同じ返済額だったら、貯蓄額を維持するなら今より年収100万円上げないといけない。

年収100万円上げようと思ったら、家に帰って来れないくらい働かないといけない。

帰れない家のために働く。

そんなのやだーん。

精神面

年収を下げる訳にはいかないプレッシャーの中で働くのは大変。

絶対に下げられない年収がそこにはある！

と毎日意気込んで働き続ける自信はわたくしには微塵もございません。

返済額が少ないおかげで年収を100万円下げても大丈夫。という精神的な保険をかけて働くことが出来ます。

どーにも我慢ならんときは社長や上司の鼻の穴から繰気弾ぶち込んだろかい！

というくらいの気持ちで働いた方が、逆に長く働けるのが人間ってもんだと思います。

繰気弾って何？　と言う方は
「ヤムチャ　そうきだん」
で検索してみて下さいね。

精神的な余裕

私は最悪夫婦二人ともフリーターになっても住宅ローンを返しながら生活出来るという前提で家づくりの予算を決めていました。

もっと払う事は出来ると思います。
でも結局住宅ローンは借金。
借金は少ない方が楽だし、貯蓄が増える分にはウェルカム。

ローンを組む時は今の仕事が続く、もしくは続けられる、これから今以上の収入を得られる、そう考えることはできず、そうではないだろうと心配でした。

そしてその心配から予算を決めたことが今になって助かっています。

だって絶対今の収入を維持しないといけなかったら、会社でもっと我慢しないといけない。

そんなのやだーん。ストレスで常に人差し指と小指が立ちそうです。

毎日影がきつねさんです。

人生何があるか分からない。何があっても最低の状況から考えておけば取り返しのつかないことにはならないはず。

そして現状を変えてもよい選択肢を常に持てるという精神的な安心感に繋がります。

お金に余裕がなくなると心にも余裕がなくなっちゃう。

それって家庭円満になりにくいってことですもんね。

そらいかん。

心に余裕がなくなって、前見えとんのか？　っていうラーメン屋の親父みたいな顔で家族に接しちゃうかもしれない。

そらいかん。

という事でこれから家づくりを考えている方は浮かれて予算上げすぎないよう気を付けてほしいなと思います。

そうは言ってもマイホーム

でも一生かけて払っていく夢のマイホームですから、家に帰ってきたときに心休まる素敵な空間にしたいものです。

我が家は奥さんが農家の娘だったので、土地がお手頃で購入でき、予算内で注文住宅を建てることが出来ました。

私と同じように注文住宅を建てる方のお役に立てたら嬉しいと思い、家についての記事も書いています。

家づくりの相談を受けた友達にこの記事を紹介したら、とても参考になったと喜んでくれましたので、誰かの役に立つと嬉しいです。

Vo.1～Vol.5まであるので良かったら是非。

ちなみにアイキャッチ画像はVo.1～Vol.5まで全て我が家の写真を使いました。

本当に家づくり中は10万20万が安く思えてしまうので恐ろしい。

コンビニでスーパーより100円高いものを買うか迷う人が10万円を迷わず購入してしまう恐ろしい場。

それがハウスメーカーとの打ち合わせです。

予算オーバーしすぎないようにしつつ、欲しいものは優先順位をつけて取り入れる。

少しでも満足のいく家づくりをしてほしいと思います。

そして心に余裕をもって返済できると家庭円満を維持できる確率も高くなると思います。

仕事も家庭も心に余裕が持てる事を願って。

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