【年少三女】意地と食欲の葛藤と姉たちのやさしさ

欲に素直な三女。

へそを曲げると意地を張る三女。

先日、その欲と意地がぶつかり合った些細なエピソード。

欲にまっすぐな三女。

自分が上手く得をするようにする三女。

ちびまる子ちゃんが三女の未来のように見えた私。

そんな三女の先日のエピソード。

今年から個人事業主になった妻。

初めての確定申告を完了。

やったことはないけど大変そうだからやりたくない確定申告。

それが終わった。

お疲れ様です。

大それたものはひとつもないけど、何かしらの労いを。

ということで仕事帰りにコンビニでちょっと美味しそうなスイーツを買って帰宅。

子供達にも子供達用のスイーツを購入。

おやつやこういったスイーツなどの育児あるある。

ちゃんとご飯を食べたら食べていいよ。

ちゃんとご飯を食べなかったら食べちゃダメだよ。

あるある。

御多分に漏れず我が家もそう。

小学2年生くらいまでは食が細くご飯があまり食べられなかった長女も今ではサッと食べ始めてスッと食べ終わる。

次女はいつまでも食べて全部平らげる。

三女は何でも食べる方だがムラがある。

いつまでも食べ終わらずに残したり、めちゃくちゃ時間をかけて食べきったりする。

この日は食べ終わるかどうかは重要。

プチエクレアとチョコクリームを挟んだワッフルが冷蔵庫で待機中。

長女と次女は私が食べ終わらないとスイーツが食べられないことを理解しているので、ちゃんと食べきる。

でも三女はまる子。

今日はご飯を食べる気分じゃないご様子の三女。

ご飯も食べたくないけどスイーツは食べたい。

どっちの欲も通したい三女。

とりあえずご飯は食べない。

再三、全部食べないとスイーツは食べられないことを伝えた上でそれでも食べないという三女。

意地になってきてスイーツは食べないと言う三女。

食べたいくせに。

それならご自由に。

ってことで三女だけ食べきらずに晩御飯は終了。

長女と次女が食べいい？　と待機中のスイーツたちを出動。

そしてダイニングテーブルにスイーツを囲む長女と次女と三女。

もちろん三女は食べてはダメ。

意地を張っていらないという三女。

意地が溢れ見たくもないと謎の嫌悪感を出す三女。

いらないからあっちにやって！

知らねーよ。

長女と次女が食べるんだからテーブルに置くでしょうよ。

三女が椅子から降りればいいだけのこと。

知らねーよ。

食べなくても良いどころか食べたくないに変換された三女。

いやいや。

食べたいくせに。

でも三女だけルールを無視して食べるのはご法度。

でも食べたいのはみんな分かっている。

耐えられなくなったのか椅子から降りて妻の下へ向かう三女。

妻が優しく三女に問う。

食べたかったの？

いや！！

まだ意地を張る三女。

そして見かねた長女が近寄る。

「ねぇねのあげようっか？」

長女のやさしさに免じて父の規制緩和。

「三女ちゃんの分はご飯食べてないからないけど、長女ちゃんの分をくれるなら大丈夫じゃない？」

さぁ三女はどうするんでしょうか。

長女がワッフルを一口大にちぎって三女の口元へ。

いや！！

まだ意地を張る三女。

食べていいよ。

長女が優しく諭す。

後は三女が口を開ければいいだけ。

さぁどうだ？

開けるのかい？

開けないのかい？

どっちなんだい！！

あけーーーーーーーーーーー








る！！

ゆっくり口が開く三女。

ゆっくりと。

電動シャッターが開くように。

ゆっくりと口が開く。

そしてワッフルが入る大きさまで開口。

ワッフルIN

ここからは意地よりも食欲が凌駕。

自分の分を分け与える長女と三女。

そして我が物顔で食べる三女。

さっきまでの事は一瞬にして水に流す。

鉄砲水流し。

もう自分の物としての取り扱いを始める三女。

切り替えが早すぎる。

都合が良すぎる三女。

妻にちょっとあげようか？　と聞く三女。

まるで最初から自分の物だったのように。

そして長女が上げたワッフルを三女が食べているのを見て、欲しがる次女。

「次女ちゃんそれあんまり食べてない」

配分どうなってたの？

三女に食べたいと懇願する次女。

どうしようっかなーと主導権を握っている顔の三女。

元々オメーのじゃねぇし。

そしてしょうがないなぁというリアクションで一口大のちぎったワッフルを渡す三女。

元々0だったはずだったことを忘れてんのか？

もうちょっとあげればいいのに。

欲にまみれてんなー。

ちょっとだけしかあげない三女。

そのちょっとで我慢する次女。

次女が優しすぎて三女のわがままも増幅。

それぞれの個性が出たある日の些細な出来事。

こんな些細な日々が続くことを願って。

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