お調子者の年中三女

三女且つ末っ子。

末っ子にはありがち。

お調子者。

三女はとにかく調子がいい。

やりたいことはやりたいが、やりたくないことはやりたくない。

は？

そんなのみんなそう。

それはそうだけど、それが強い。

本能に従って生きているように見える三女。

それは前から。

何か困るとすぐに誰かを頼る。

甘えられる人がいるとすぐに頼る。

好きな人にはすぐに甘える。

自分で食べられるくせに食べさせてとか言う。

そんな三女の好きな人ランキング。

①義姉
②妻
③私

私と妻は毎日家にいる。

義姉は週に2日くらいは我が家にいる。

全員我が家にいるときのランキング。

段落の幅で好きな人ランキングの差を表現するとこんな感じ。

①義姉



②妻















③私

ダントツのベリ。

三人共通認識のダントツのベリ。

三人いれば何をやるにも義姉を呼ぶ。

ご飯もお風呂もトイレに行くだけでも。

もちろん寝るときも。

もはや妻と私は義姉がいない時のスペア状態。

私はスペアのスペア。

もはや組み立て家具の中に付属で付いてくるけど使わない余分なネジと同じ。

なくても大抵問題ない。

それくらいの差。

でもお調子者の三女。

義姉がいないときは気まぐれで私を求めてくる。

うそつけ。

最下位じゃん。

否めない事実。

でもそれが事実であっても好きと言ってくれたらもちろん嬉しい。

抱っこする。

そしてほっぺにチューをする。

可愛いやつめ！

そしてある日は帰ってきたときに丁度お風呂から出た三女。

私が帰ってきたことを察知した三女は私を呼ぶ。

断る理由などない。

もちろん拭く。

求められて嬉しい私。

タオルで頭を拭いてタオルを頭からかけて視界を一旦塞ぐ。

そして目の前に顔を近づけておいて、タオルを取る。

ケラケラ笑う三女。

可愛いやつめ。

そしてほっぺにチューをする。

チューの拒否。

しっかりとした拒否。

本気か冗談なのかは分からないけど拒否られて嬉しい人などいない。

ちょっと凹む。

でもその後も甘えてきたりする。

ツンデレ。

キャバ嬢の才能を感じる。

キャバ嬢とかけましてクレーンゲームと解きます。

その心は。

落ちそうで落ちないのが肝。

上手に私を転がしてくだされ。

とにかくほっぺにチューをしたい私。

時折チューを拒む三女。

この前も家に帰ると抱っこをせがんできたので抱っこ。

抱っこするとほっぺにチューはワンセットの私。

そしてこの日は拒否。

キッショは効く。

キモイはワクチン程度。

キッショは発症レベル。

効く。

キッショとか言いながらその後でチューしてーとか言ってくる三女。

それがまた三女の可愛いところ。

三姉妹それぞれの個性。

人に迷惑をかけない程度に自分らしく好きに楽しく生きてくれたらいい。

三女はどんな風に人生を楽しむのか。

本能のままに生きるのか。

周りに気を配りながら生きていくのか。

何だかんだ上手く生きていく気がする三女。

自分らしく生きられることを願って。

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